新しい男坂石段は、ほぼ三島神社の氏子総数にあたる千二百五十二世帯がお金を出して造った石段です。
一段一段の高さ二十センチ、踏み面の奥行きが三十七センチで、古い石段より傾斜がずいぶん緩やかになりました。
平成二十一年度・三島神社御祭禮の初日に当たる十一月六日に「竣工祭」を、最終日の舞児還し前に「こけら落し行事」を行ない、氏子の皆さんはじめ多くの人たちが、この新しい石段を上がって三島神社にお参りされました。
平成二十二年度の舞児還しでは、昭和二十九年以来五十六年ぶりに「男坂」石段を下って舞児が下ろされ、町内の氏子の代表である各社社長らが、大切に舞児を担ぎながら一歩一歩、石段を下り、神秘的な雰囲気の中で盛大に執り行なわれました。
新装なった男坂。ぜひ一度、この石段の上り心地をご体感なさってください。