三島神社 男坂

平成二十一年に改修、新装なった三島神社男坂のご紹介です

参道(男坂)石段改修・完成

三島神社男坂の画像

 平成十八年から二十年までの三年間、三島神社・御祭禮の期間に限って封鎖してきた、三島神社参道(男坂)石段の改修工事を行ない、平成二十一年十月、新しい石段が完成しました。

 明治二十八年以前、男坂石段はありませんでした。古い石段と石の大鳥居は、明治二十九年五月に鈴木藤三郎氏が、三島神社に奉納したものです。一段一段の石段の高さは二十センチ、踏み面奥行き二十五センチで、足を乗せる面の奥行きが狭く、傾斜の急な男坂石段でした。昭和三十年以前は、この石段で勇壮な舞児(まいこ)還しが行なわれていました。

 男坂から西に伸びて、仲横町の通りにつながる参道は、明治二十九年に、山田家(東屋)が造った道路です。当時、この道路を造るために、山田さんは母屋を取り壊して道を通し、参道造りに協力しました。

舞児還しにて男坂から舞児を下ろす画像

舞児還しにて、男坂から舞児を下ろす 平成二十三年度の御祭禮より

 新しい男坂石段は、ほぼ三島神社の氏子総数にあたる千二百五十二世帯がお金を出して造った石段です。

一段一段の高さ二十センチ、踏み面の奥行きが三十七センチで、古い石段より傾斜がずいぶん緩やかになりました。

 平成二十一年度・三島神社御祭禮の初日に当たる十一月六日に「竣工祭」を、最終日の舞児還し前に「こけら落し行事」を行ない、氏子の皆さんはじめ多くの人たちが、この新しい石段を上がって三島神社にお参りされました。

  平成二十二年度の舞児還しでは、昭和二十九年以来五十六年ぶりに「男坂」石段を下って舞児が下ろされ、町内の氏子の代表である各社社長らが、大切に舞児を担ぎながら一歩一歩、石段を下り、神秘的な雰囲気の中で盛大に執り行なわれました。

 新装なった男坂。ぜひ一度、この石段の上り心地をご体感なさってください。


改修以前の三島神社男坂の画像

改修以前の男坂

三島神社新しい男坂の画像

新しい男坂


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