令和五年十一月三日〜五日に開催されました。
他、三日間の御祭禮の様子 → 令和五年・三島神社御祭禮
令和五年度の三島神社御祭禮は、十一月三日(金・祝)~五日(日)の三日間、盛大に執り行なわれました。
祭典初日、御幣授与祭、参加十四町内の屋台清祓いに始まり、二日目には本祭、御旅所である金守神社への神輿渡御、最終日には、御旅所・金守神社から三島神社への神輿還御、終祭、舞児還し式と滞りなく祭式が催され、全ての神事が終了後には、舞児還しが町内の氏子の代表である各社社長らをはじめとする、氏子の皆さんによって盛大に執り行なわれました。
昨年は屋台の曳き廻し、そして舞児(まいこ)さんによる舞の奉納こそ行なわれたものの、一部制限を設けた形での開催でしたが、今年は四年ぶりにコロナ禍以前の制限が撤廃された形で行なわれ、三日間多くの見物客が訪れお天気にも恵まれた、賑わいのあるお祭りとなりました。
三島神社の御祭禮は、毎年十一月の第一金~日(年度によっては変更あり)に行なわれ、朝日舞、乙女神楽舞、浦安舞の舞児(まいこ)※による舞の奉納、御祭神を奉った御神輿の渡御、還御などが執り行なわれます。
祭典中に曳き廻される十四社(町内)の豪華絢爛な二輪屋台、「森の喧嘩まつり」と呼ばれるほどの勇壮な屋台の曳き廻し、町の中心部で行なわれる「練り」など、遠州地方を代表するお祭りとして、毎年雄大な祭り絵巻が繰りひろげられます。最終日の夕方には、三日間氏神様へ仕えた舞児を、各町内の屋台正面の欄干に乗せて自宅まで送り届ける「舞児還し」が行なわれ、お祭りの盛り上がりは最高潮を迎えます。
三日間を通して、夜には提灯に浮き出された豪華な屋台が町内のあちこちで出会い、勇壮な練りが行われます。特に最終日は舞児還しの余波を受けて、若衆の熱気と意気が渦巻く森の喧嘩祭りのクライマックスを迎えます。
※年度によっては、豊栄舞、桃季霞舞(大人舞)という舞もあります。
正午を期し、祭典開始宣言式により三島神社の御祭禮「森のまつり」が始まります。森のまつり囃子が奉納され、三島神社に集まった町内の屋台の清祓いが行われます。そして、新氏子奉告祭により新氏子受け入れが行なわれます。
氏子町民、若衆代表が出席、五穀豊穰を祝い氏子の安泰を祈願し、本祭(例大祭)が盛大に行なわれ、氏子町内の屋台によるお囃子の奉納が行なわれます。
御祭神が御神輿に移られ、氏子町内を巡行されます。神輿渡御には十四台の屋台が供奉し、舞児の列なども加わって豪華絢爛たる祭り絵巻が展開されます。
御神輿が、御旅所より三島神社本社に向かって還御される、「還幸祭」が行なわれます。渡御同様、十四台の屋台が供奉し、舞児の列なども加わって豪華絢爛たる祭り絵巻が展開されます。
他の地域では見られない、古来より伝わる独特の「舞児還し」が行なわれます。三日間、三島神社に仕えた舞児を、各自宅へ送る伝統の祭事です。
御幣授与祭 | 午前十一時半 |
責任役員、氏子総代、浦安稚児担当、年番、氏子十社※頭取、社長 参列 ※明開社・北街社・比雲社・水哉社・沿海社・桑水社・藤雲社・鳳雲社・龍生社・湧水社の十社 |
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安全祈願祭 | 正 午 | 祭典開始宣言式:祭典本部の行事(十四社参加) |
屋台清祓い | 午後〇時半頃 |
氏子内外十四社屋台のお祓い |
新氏子奉告祭 | 午後一時半 | 新氏子(申込者)参列 |
金守神社本祭 | 午後五時 | 午後三時:餅配り 午後五時:本祭 |
本 祭 | 午前九時半 |
朝日舞、乙女神楽舞、豊栄舞 舞奉納 責任役員、氏子総代、浦安稚児担当、氏子十社町内会長、舞児父、氏子代表頭取、年番 参列 ○氏子十社社員参拝、お囃子奉納 |
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神幸祭 | 午後一時 | 舞児(朝日・乙女神楽・豊栄)、舞児父、責任役員、氏子総代、浦安稚児担当、氏子代表頭取、年番 参列 |
奉仕者お祓い | 午後一時二十分 | 御神宝捧持者、稚児、浦安稚児担当、年番奉仕者 参列 |
渡御・出発 | 午後一時四十分 | 御神輿の行列、十四社が屋台を曳いて御神輿の供奉 |
休 憩 | 午後二時二十分頃 | 十分間 先頭:石川園・祭典本部前 |
渡御・到着 (金守神社) |
午後二時五十分頃 | 年番奉仕者、御神宝捧持者 参拝・直会 稚児 参拝 |
神幸御旅所祭 (金守神社) |
午後三時 |
朝日舞、乙女神楽舞、豊栄舞 舞奉納 舞児父、責任役員、氏子総代、浦安稚児担当 参列 来賓、氏子代表頭取、氏子社頭取、三島神社奉賛会正副会長、頭取会長、年番、大当番 参列 |
還幸祭(金守神社) | 正 午 | 舞児(朝日・乙女神楽・豊栄)、舞児父、責任役員、氏子総代、稚児、浦安稚児担当、年番奉仕者、御神宝捧持者、年番、大当番、氏子代表頭取、年番奉仕者 参列 |
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還御・出発 | 午後〇時半 | 御神輿の行列、十四社が屋台を曳いて御神輿の供奉 |
休 憩 | 午後一時頃 | 十分間 先頭:下宿交差点手前 |
還御・到着 | 午後一時五十分頃 |
氏子十社は三島神社下の広場まで供奉の後解散 御神輿を拝殿へ 御神宝捧持者、稚児、浦安稚児担当、年番奉仕者 参拝・直会 |
終 祭 | 午後二時頃 |
朝日舞、乙女神楽舞、豊栄舞 舞奉納 舞児父、責任役員、氏子総代、浦安稚児担当、年番、氏子代表頭取 参列 |
舞児還し式 | 午後四時半 |
朝日舞、乙女神楽舞、豊栄舞、浦安舞 舞奉納 舞児父、責任役員、氏子総代、浦安・稚児担当 参列 氏子代表頭取、三島神社奉賛会長、頭取会長、年番、氏子内外十四社社長 参列 |
「男 坂」 道開きの祓い |
午後五時四十分 | |
舞児還し出発 | 午後六時 | 指揮:年番社長 |